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足の裏の痛み

  • 執筆者の写真: Hiroshi Andoh
    Hiroshi Andoh
  • 2024年6月26日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年10月31日


【足底腱膜炎(そくていけんまくえん)】

足裏のかかとの辺りだったり、土踏まず、足の指の付け根の辺りなどにしつこい嫌な痛みを生じる「足底腱膜炎(足底筋膜炎)」というものがあります。

足底腱膜炎はマラソンランナーなどによくみられますが、足の裏のかかとの骨から足の指の付け根まで扇状に広がっている足底腱膜が炎症を起こした状態です。

ランニング以外にも、長時間の立ち仕事や、飛んだり跳ねたりを繰り返すスポーツ動作、剣道の踏み込み動作などの繰り返しでも生じます。

これらはすべて足の裏で身体への衝撃を緩衝する役割をもつ足底腱膜のオーバーユースが原因です。オーバーユースが原因で硬くなった足底腱膜が①かかとの骨に付着する部分や②足の指の骨に付着する部分を引っ張るストレスにより生じるケースや、③土踏まずの辺りの足底腱膜が急激に伸ばされるストレスで生じるケースなどがあります。足底腱膜への衝撃により最初わずかな損傷だったものが日常的に同様の衝撃が繰り返されることにより、治癒するための回復の時間が与えられず大きな炎症につながってしまいます。

偏平足など足のアーチが落ちている場合などもなりやすいので気を付けましょう。


ちょっと「違和感」「ちょっとした痛み」を感じる程度だからそのうち治るだろう!と安易に考えてスポーツを継続するケースも多いですね。私は「違和感」や「ちょっとした痛み」は身体が伝えてくれている大事な危険サインだと思ってきちんと受け入れることが大事だと思います。ほとんどのケガは身体と対話することで予防できると思っています。

それが「痛み」となったときは完全にレッドゾーンです。

「違和感」を感じた時点で安静にしていれば、自然と治癒してくるものですが、スポーツはお休みできたとしても日ごろの仕事や家事をお休みして歩かないというわけにもいかないですよね。完全な安静というのは現実的でないのが現状です。

そういったことも手伝って炎症が長引いてしまうケースがとても多いのです。


あと、もう一つ私が大事だと思うのは「今日は疲れているのかな?」とか、「なんとなく今日はトレーニングをする気持ちが乗らないな!」という時に積極的に休むという選択をするのも大事だと思います。疲れているときは身体のコントロールも乱れ筋肉や靭帯を損傷しやすい状態になります。気を付けましょう。


【治療方法】

治療方法としては、原因となっているスポーツを控える、長時間の立ち仕事を避けるなどの安静を保つ方法。また、お仕事などでなかなか安静が保てないというケースの場合には足底のアーチをサポートしたり、負荷を軽減しながら機能させやすくするインソールの使用もおすすめです。

状態によっては、重篤なケースもあると思いますので、まずは整形外科の受診をすることをおすすめします。

病院では、安静を保って痛み止めを服薬しながら経過観察するケースが多いと思いますが、痛みが強い場合には痛みの局所にステロイドなどを注射して痛みを和らげたり。外科的療法

手術をおこなうケースもまれにあります。


【SORAの治療】

当院の鍼灸治療としては、足底腱膜炎を生じやすい方の特徴として、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の硬さが原因で足底腱膜へのストレスを増加させているケースも多く。ふくらはぎの筋肉などに鍼治療をして筋肉の緊張を緩和することで治療を進めていくことが多いです。

痛む部分は足の裏ですが根本的な原因はふくらはぎにあるというケースです。

足裏で炎症を生じているため、一回で完全に痛みを取り除くというのはなかなか難しいですが、こういったアプローチを数回継続することで一回目から痛みの軽減を実感し、徐々に痛みが軽減していく効果は期待できます。


もちろん、なぜふくらはぎの筋肉が硬くなってしまうのか?とうい原因を明らかにしていかないと根本治療にはなりません。一度治ってもまた繰り返すという感じで、その後の予防につながりません。そこで、問題となる身体全体の筋力のバランスや動作の特徴、関節の可動域などを見つけ出しアプローチしていくのが当院の最大の特徴です。


足の裏の痛みが継続したまま過ごしていると、痛みをかばう動作が続いて姿勢が段々と崩れ膝や腰、首肩などに負荷が掛かることもあります。

足の裏の症状を改善し予防するためにも、まずは早めに整形外科を受診して原因を明らかにした上で、当院での施術をお勧めいたします。

しっかり一緒にケアしていきましょう!


荻窪鍼灸治療院SORA

安藤 浩

 
 
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